その児童手当については、2024年10月から改正が予定されています
当記事は、その児童手当を有効に使うためには、学資保険に入るのがおすすめ!という内容で、その理由を5点あげています。
これをきっかけにぜひ、ご家庭の児童手当の使い方を、考えてみてくださいね♪
目次
児童手当の支給額はいくら?~いつどのように改正?
児童手当は、現状、一定程度の所得以上の方は金額が制限(もしくは支給停止)されています。
しかし、下表のとおり、2024年10月の改正により
どのご家庭も「高校生まで月1万円(※2歳までは1.5万円)」を受け取れる予定です!
※児童手当の現行内容や、改正内容の詳細は、以下記事でご確認ください
そのような、誰もがわかりやすくもらえるようになる児童手当ですが、
「児童手当をどう使おうか?」という点について、考えたことはあるでしょうか?
というわけで、ここからは、学資保険の概要や、児童手当のお金で学資保険に入るメリットなどについて、順を追って説明します!
学資保険ってどういう保険?
学資保険の概要
☑「高校卒業頃のタイミングで、大学・専門学校進学に役立つ学資金(いわゆる満期金)」を受け取ることができる
☑保険料は加入時から大学入学前(17歳もしくは18歳)まで払い続ける
(※年払いなら、毎年1回の払込み。月払いなら毎月1回の払い込みとなる。
保険会社によっては、12歳や15歳ころの年齢までに保険料払込みが終わるよう設定できる)
しかし、高校教育が無償化されたこともあり、やはり一番お金がかかるのは大学進学時!
大学入学前のタイミングで受け取れるプランがおすすめです。
進学費用だけではなくて、一人暮らしの費用も上乗せの場合もあるので、ほんとお金がかかります💦
学資保険のメリット
☑契約者(親)の死亡時などは、その後の保険料の払込みは不要で学資金(満期金)を受け取ることができる。
☑途中で解約せず、きちんと最後まで払い続ければ、「実際に払った保険料よりも、受け取れる学資金(満期金)の方が多い(返戻率が高い)」学資保険が大半
☑「生命保険料控除」の対象になるため所得税の節税効果がある。(ただし、すでに他の生命保険に入っていて「一般生命保険料控除」の「4万円」の上限まで使っている方の場合は、新たな節税効果はない。)
※例:年間12万円の保険料の学資保険に加入した人⇒毎年「一般生命保険料控除」として「4万円」を所得から控除できる。
(所得が304万円の人は、この控除で300万円が課税対象の所得となり、結果として所得税の節税になる)
学資保険の返戻率とは?どのぐらい多くもらえるの?
学資保険の返戻率の計算
返戻率とは、「支払った保険料」と、「実際に受け取る金額」の割合のことを指します。以下の式で計算することができます。
返戻率 = (受け取る金額の総額 ÷ 支払った保険料の総額) × 100
例①:100万円を支払って、105万円受け取る ⇒返戻率105%
例②:100万円を支払って、100万円受け取る ⇒返戻率100%
例③:100万円を支払って、95万円受け取る ⇒返戻率95%
色々な保険会社の学資保険の返戻率は何%?
学資保険の返戻率は、以下の要素で大きく変動しますので、一概に「この会社は○%」と言うことができません。
☑「契約者の年齢」
☑「子どもの加入時点の年齢」
☑「何歳までに払い込みを終えるのか」
☑「何歳のときに学資金(満期金)をもらうのか」
返戻率が102%~105%前後となる学資保険が、最近は多いと言えます。
学資保険に関する疑問・質問【Q&A集】
Q1:児童手当を貯金すればいいよね?なんで学資保険がいいの?
☑貯金は「他のお金と明確に分けておきづらい」ため、「学資」の予定でも「他の用途」に使ってしまう可能性が!
もし通帳を分けておいたとしても、リフォームなどで急な出費となった場合「この児童手当分の貯金から使ってしまって、あとで入金しておけばいいか・・・」と、結局使い切ってしまうということもあります。
☑学資保険の返戻率によっては、貯金で持っておくより学資保険のほうが「受け取れるお金が増える」というメリットもあります。
Q2:教育ローンと学資保険って何が違うの?
☑「教育ローン」は大学進学時などの費用のため、親が借入れを行い、返済するローンです。
☑「学資保険」は事前に、子どもが小さいころからこつこつ保険料を払って、将来の教育費に備えるものです。
もちろん、子どもの進学先や一人暮らしするかどうかによって、学資保険で準備した金額が足りない場合に、「教育ローンも活用しよう」という方も多いです!
Q3:学資保険に向いていない人ってどんな人?
☑「この先数年は、児童手当を生活費にしよう」と考えている方など、「現在の資金状況に余裕がない方」です
☑子育て世代は、家を買ったり車を買ったり「今はどうしても余裕がない」という状況の人も多くて当然。しかし、会社の給与の増加見込みなどで、「将来の学資については、数年後からためていける」という方も多いです。
・学資保険は、他の生命保険と同じく、「途中で解約すると、元本割れする」というリスクがあります。
・逆に「満期まできちんと入り続ければ、払ったお金よりも増える」ので、「途中で解約して使ってしまおう!」という気持ちにはなりづらい保険商品です。よって、子どもの大学資金の形成にはぴったりの方法と言えます。
☑上記のような内容の保険のため、「今は余裕がない」という方は、無理をしていますぐ学資保険に入る必要は低いといえます!
Q4:学資金(満期金)を受け取ったとき、所得税がたくさん課税されるのでは?
☑満期金は、所得税の「一時所得」の対象です。
☑一時所得には「特別控除50万円」があるので、現在の学資金の返戻率をふまえると「基本的に、学資金を受け取ったとき所得税が課税されるケースは非常に少ない」と考えて問題ありません。
例:満期金210万円を受け取った。これまで払い込んだ保険料は200万円である。
⇒210万円-200万円=10万円
<上記の10万円の差益が課税対象になるわけでなく、ここからさらに50万円を引くことができます!>
10万円-50万円=-40万円(ゼロより少ないため、課税対象は0円。この満期金に関する所得税も0円)
【児童手当】を元手に【学資保険】への加入がおすすめな理由5選!
これまでに記載した点をふまえ、以下の通りまとめました!
理由5選
その①:預貯金のまま置いておくより、学資保険の方が受け取れる金額が多い
その②:預貯金のまま置いておくと、大きな支払いの際に使ってしまいやすい
その③:大学進学時のタイミングで、学資金(満期金)を受け取れるので、他の用途に使ってしまうことなく、きちんと大学進学等のお金として使える
その④:学資保険は、契約者(親)に万一のことがあれば、保険料を払わずに、予定通り学資金が受け取れる
その⑤:「生命保険料控除」が利用できるため、契約者(親)の保険加入状況によっては所得税が毎年少し安くなるメリットも!
おすすめの学資保険の検討方法
「実際にどうやって学資保険を検討しよう」・・・という方も多いと思います。
すでに加入している生命保険がある方は、その生命保険会社の担当の方に相談してみましょう!
加入している生命保険会社では、学資保険の取扱いがない
加入はしているけど、相談するほどは担当の人と仲がよいわけじゃない
そんな方は、お気軽に以下の2点を満たす相談サービスに申し込んでみるのがおすすめです♪
☑いろいろな保険会社の商品を扱っている総合的な相談サービスであること
☑WEBから相談予約などができること
以下の記事では、その条件を満たすサービスを3つご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
まとめ
当記事では「児童手当を有効に使うためには、学資保険がおすすめ!」として、その理由を5点あげてきました!
これをきっかけにぜひ、ご家庭の児童手当の使い方や、学資保険の必要性を検討してみてくださいね😊